試合観戦のポイント 




このページではバドミントン未経験者や初心者の方の為に バドミントンの試合観戦のポイントを簡単に説明するページです。
バドミントンは大きく分けてシングルスとダブルスに分かれます。 どちらも互いに競技性が大きく異なるため、個別に説明します。


シングルス 

シングルはクリアやドロップ等様々なショットを使って相手の返球が甘くなるのを待って決める場合が多く、
ラリーは長くなりやすいです。しかし、相手の反応を遅らせるための技術*1を多く見ることができ、
シングルスの醍醐味の一つとなっています。

男女では、基本は大きく変わりませんが男子の方は早いタイミングでどんどん攻撃を仕掛け、
女子の方はじっくり相手を追い詰める傾向にあります。



ダブルス 

ダブルスはシングルスよりもずっと速く激しいラリーが展開されます。
また、バドミントンには攻撃と守備で特有の陣形*2があり、いかに自分たちの攻撃を継続するか、
守備から攻撃に転化するかが重要になり、観戦のポイントの一つです。

男子は間違いなく全種目中一番の速さを誇る種目です。
400km前後のスマッシュと激しいドライブの応酬は圧巻の一言に尽きます。
また、守備側が圧倒的に不利になるので、大きく球を上げる展開は少ないです。

一転、女子はシングルス以上の粘りのラリーが見られます。
トップレベルになるとミスの少なさも相まって極端なラリーが見られることも。
最高記録は1ラリーで256ショット、時間にして5分程です!

バドミントンではミックスダブルスが正式な種目に認定されており、
オリンピックでも唯一の男女混合種目となっています。
ミックスダブルスは大まかには男女のダブルスと同じですが、
ペア間の攻撃力の差から男子が後衛を、女子が前衛を担当するのが一般的です。
そのため、男女のダブルスとは陣形が少し異なり、サーブも特徴的です。
他の種目よりも駆け引きが重要で、トップレベルでもベテラン選手が多く活躍しています。

*1 フェイントを入れる、打つ瞬間にラケットの向きを変える、など(ディセプション)
*2 それぞれトップアンドバック(攻撃の陣形)、サイドバイサイド(守備の陣形)と呼ばれる